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2023.12.27

【採択事例】躍進的な事業推進のための設備投資支援事業

本記事では最大1億円の設備補助が受けられる「躍進的な事業推進のための設備投資支援事業」の採択事例をご紹介します。

ご紹介するのは、私共、経営ビューイングで支援させて頂いた、印刷会社様のDX推進事業の事例です。

本補助金は助成額が大きいだけに難易度が高い補助金ですが、高度な設備の導入を検討している製造業・印刷業の事業社様にはおすすめの助成金で、私共は毎年1億円枠の採択支援実績がございます。

随時ご相談も承っておりますので、まずはお問い合わせフォームよりお気軽にご相談ください。


本補助金は、変化・変革に正面から向き合い、先端技術を活用して持続的発展を目指す中小企業者等が、更なる発展に向けた、

  • 競争力の強化
  • ゼロエミッション強化
  • 賃上げ促進
  • デジタルトランスフォーメーション(DX)の推進
  • イノベーションの促進
  • 後継者による新たな取り組み

を一部補助補助するものです。

本記事で紹介する事例は、デジタルトランスフォーメーション(DX)の推進で採択されました。

詳しい内容はこちらの記事にまとめているので、あわせて参照ください。


「躍進的な事業推進のための設備投資支援事業」では事業計画書を約10ページでまとめる必要があります。

10ページの中には下記8つの項目について、具体的に図表などを用いてわかりやすく説明することが求められます。

  1. 企業の事業概要
  2. 本助成事業の事業計画
    市場動向や計画立案の背景を踏まえた計画の内容と、見込まれる効果
  3. 助成金の目的との適合性
    選択した事業区分とどのように適合するか
  4. 本助成事業の優秀性
    競合等の動向を踏まえ、どのように優れているか
  5. 本助成事業の実現性
    市場性からの実現性、資金面からの実現性、組織面からの実現性
  6. 本助成事業実施後の成長・発展性
    設備導入後に期待される生産性向上や、東京都への波及効果
  7. 本助成事業の妥当性
    設備のスペックの妥当性、価格面の妥当性
  8. 具体的な収支計画(10ページ制限の対象外)
    10期分の収支計画と売上高・営業利益の根拠

それぞれの項目についてP社の事例を紹介していきます。

💡※下記は項目ごとの要点をわかりやすくまとめたものです。実際の計画書には具体的な数値や写真、図表などを用いて、より詳細に記載しています。

1.企業の事業概要

  • 印刷会社
  • アパレルやスポーツブランド向けの事業を展開
  • 提案、施工、販売までを一貫して提供することで、顧客のブランディング・マーケティングを総合的に支援している
  • 事業継承の予定あり

2.本助成事業の事業計画

【課題】

数年前から営業や打ち合わせといった顧客対応はじめ、事業全体のDX推進に着手しているが、印刷工程がさらなるDX化のボトルネックになっているという課題がある。

現状のオフセット印刷機では多品種小ロットやカスタマイズに対応できず、提案の幅や事業の幅を狭めている。

印刷の対応の幅が狭いため、既存のアパレルやスポーツ関連以外の業態顧客の新規開拓の妨げになっている。

【解決策】

ハイエンドモデルのデジタル印刷機を導入し、バリアブル印刷をはじめとした、提案幅の拡大を図る。

製版を必要としない印刷機を導入することで、バリアブル印刷、極小ロット印刷、在庫レス体制、オンデマンド印刷などが可能になり、提案の幅と対応できる顧客業態の幅が広がる。

  • 設備導入後は、バリアブル印刷を活用したグッズ製作など芸能・エンタメ業界向けのビジネスを展開し、新規顧客獲得を目指す。
  • 設備導入により、印刷工程全体の生産性向上が期待できる。
  • 設備導入により、エネルギーの削減、VOC(揮発性有機化合物)がゼロになる、インキの無駄削減、省電力LEDによる乾燥で消費電力を削減といった環境配慮経営が促進される。

3.助成金の目的との適合性

【DX推進】

  • 以前から推進してきたDX化のボトルネックとなっていた印刷工程にデジタル印刷機を導入することで、印刷工程のデジタル化を実現
  • バリアブルグッズ印刷はデジタル印刷機ならではの機能を活かす事業である

4.本助成事業の優秀性

  • バリアブルグッズなど1つ1つ異なるグッズの印刷は、顧客企業および消費者に新しい価値と体験を提供できる
  • 顧客企業のブランディング・マーケティング強化につながる

5.本助成事業の実現性

  • 市場ニーズ(新事業は近年成長している推し活市場と高い関連がある)
  • 資金調達について(詳細は割愛)
  • 社内の実施体制について(詳細は割愛)

6.本助成事業実施後の成長・発展性

  • 生産性向上
    製版工程の撤廃およびUV速乾によるリードタイム削減
  • 技術力向上
    若手社員でも短期間でオペレーター技術が習得可能
  • 市場参入
    既存事業では参入できなかった市場へ参入可能
  • 顧客に対する効果
    ブランディング・マーケティングを総合的にサポートできる
  • 産業界等に対する効果
    オフセット印刷が主流ななか、いち早く完全なデジタル化移行を実現し、DX推進により、下請け中心の印刷業界が新たなビジネスモデルを構築するさきがけとなる。
  • 雇用面
    助成事業拡大に向けて増員が必要になり○名の新規採用を予定
  • 都内顧客への効果
    工場が都内なので、短納期のメリットがある

7.本助成事業の妥当性

  • 導入設備はトレーディングカードからパッケージまで他設備と比較して、幅広い紙厚対応ができる
  • 導入設備は両面印刷ができるので、グッズ製作に最適である
  • 省電力LEDで速乾であるため、印刷後すぐに後加工作業に入れるので、グッズ製作において非常に生産性が高い

8.具体的な収支計画

※収支計画は割愛


本記事では印刷業者様の事例をご紹介しましたが、本補助金は、食品加工・機械製造・電子機器製造・金属加工・樹脂加工・木工・家具製造・伝統工芸等の製造業・印刷業の事業者様等多方面に広くおすすめな補助金です。

難易度の高い補助金ですが、実際に採択・受給まで支援しました実績をもとに計画策定から面接対策、申請まで2人3脚で支援いたしますので、補助金が初めての方もご安心ください。

お問合せフォームよりぜひお気軽にご相談ください。

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