本記事では東京都中小企業振興公社が行っている「TOYKO地域資源等を活かしたイノベーション創出事業」について解説します。
助成限度額が最大1,500万円なので、新製品やサービスの開発を検討している東京の事業者様には、ぜひご活用いただきたい補助金の1つです。
経営ビューイングでは認定支援機関として豊富な実績とノウハウで、事業計画策定から申請手続き、採択後のアフターサポートまで一貫した支援を行なっています。
ご相談も受け付けておりますのでお問い合わせフォームよりお気軽にお問い合わせください。
目次
地域で親しまれている地域資源を活用、もしくは東京の課題解決という身近で取り組みやすいテーマの新製品開発を後押しすることで、地域発の小さなイノベーションを創出し、地域経済の活性化を図っていくこと。
中小企業者(会社・個人事業者)、中小企業団体等、一般財団法人、一般社団法人、 特定非営利活動法人等
※都内に本店又は支店を有し、引き続き1年以上事業を営む者
最大1500万円※下限額100万円
1/2以内
※都市課題の「環境・エネルギー」は2/3以内
最長2年間
本助成事業では、2つある申請区分のうち1つを選択して申請する必要があります。
併願は不可です。
2つの区分は、
(1) 地域資源活用事業
(2) 東京の都市課題解決事業
です。
「地域資源活用事業」の目的は、東京都内の地域資源を活用した、新製品・新サービスの開発・改良事業です。
新製品やサービスの開発なので、助成対象期間内に試作品などを完成させる必要があります。
①東京都が指定した下記の地域資源のリストに該当するもの
※リストはこちらから閲覧できます
あるいは、
②リスト以外の品目でも下記3点を満たすもの
💡その他
東京都内の地域資源を活用した、インバウンド商品の開発も過去には採択されています(例:八丈島産樽カツオ→海外観光客向けの お土産用手作り寿司セット)
次の1~13 に掲げる都市課題解決に資する新製品・新サービスの開発及び改良を行う事業が助成対象です。
💡上記のテーマのうち、「8. 環境・エネルギー」だけ、助成率が2/3と優遇されています。
「都市課題解決事業」では指定テーマの課題を解決する商品・サービス開発が必須なので、地域の課題の洗い出し・なぜ解決すべきかがわかる説得力あるデータや説明があることが望ましいです。
対象経費は、「開発費」と「試作広告費」の2種類ありますが、対象経費は試作や開発時に発生するものに限ります。
(1)原材料・副資材費
→試作品作成用のため、販売用のものは対象外
(2)機械装置・工具器具費
→単価100万円以上の品目は2社以上の見積書が必須
(3)委託・外注費
→自社で直接実施することが困難・適当ではない試作や検査等
(4)専門家指導費
→交付申請額は50万円が上限
(5)賃借費
→交付申請額は150万円が上限
(6)産業財産権出願・導入費
(7)直接人件費
→交付申請額は1000万円が上限
(8)広告費
→パンフレット・チラシ、PR動画、HP作成委託、広告掲載に限る
(9)展示会等参加費
→出典小間料、資材費(ぽしたー、パネル、備品リース等)、輸送費、通訳費
(10)イベント開催費
→試作品の周知とニーズの確認ための自社イベント開催費
対象経費の品目の発注から支払いは、必ず補助対象期間内で完了させる必要がありますので、ご注意ください。
💡ポイント
最終成果物(試作品・サービス提供の基礎となる仕組みなど)は助成対象期間内に必ず完成させる必要があるので、タイムスケジュールを意識した計画にすること
※日程は前回公募のものです。ご注意ください。
※事前の申請エントリー・申請書のダウンロードはこちらから
※GビズIDの取得はこちらから
本記事では、東京の事業者様におすすめの「TOKYO地域資源等を活用したイノベーション創出事業」の概要について解説しました。
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