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2026.08.27

【高採択率・賃上げノルマなし】中小企業省力化投資補助金(カタログ型)を徹底解説

中小企業の売上拡大や生産性向上を後押しするため、IoT・ロボット等の人手不足解消に効果がある汎用製品の導入を支援する「中小企業省力化投資補助金(カタログ注文型)」について徹底解説します。

本補助金のポイントは次のとおりです。

  • 応募は2024年6月25日(火) ~ 随時受付中
  • 新規受付は、令和9年3月末頃までの間
  • 基金継続は、2033年3月まで
  • 簡易で即効性がある省力化投資を促進
  • 導入設備は、HP掲載のカタログに掲載された汎用製品から選択
    カタログの製品は令和8年度末まで増えていく見込み
  • 補助率は1/2以下
  • 賃上げ要件を達成した場合補助額引き上げ
  • 同様の支援をするものづくり補助金と異なり、応募時に賃上げ要件・ノルマはなし
  • 導入を支援する「販売事業者」が申請・手続をサポートするので、補助金がはじめての方でも申請しやすい

本補助金は指定された製品の中から自社のニーズに合った製品を選択するので、設備導入・補助金申請のハードルが低いと言えます。

経営ビューイングでは認定支援機関として豊富な実績とノウハウで、事業計画策定から申請手続き、採択後のアフターサポートまで一貫した支援を行なっています。

ご相談も受け付けておりますのでお問い合わせフォームよりお気軽にお問い合わせください

それでは、中小企業省力化投資補助金の詳細を見ていきましょう。


人手不足に悩む中小企業等が IoT・ロボット等の人手不足解消に効果がある汎用製品を導入するための事業費等の経費の一部を補助することにより、省力化投資を促進して中小企業等の付加価値額や生産性向上を図るとともに、賃上げにつなげることを目的とする。


省力化補助金には、カタログに掲載されている設備以外を導入できる「一般型」もあります。それぞれの違いは下表の通りです。

出典:https://shoryokuka.smrj.go.jp/

補助上限額は下表のとおり、オーダーメイド設備の導入を前提とする「一般型」の方が高く、また最低賃金の引き上げを実施した場合は補助率が引き上げられます。

※カッコ内は大幅賃上げを行う場合
※最低賃金引上げ特例:補助率を2/3に引上げ(小規模・再生事業者は除く。)

申請・決定数の急増

2025年後半から勢いが増し、直近の11~12月期は申請・決定ともに過去最多の約700件ほどに増加しています。

高い採択水準

「カタログ注文型」は申請数と交付決定数の推移がほぼ連動しており、高い採択率となっています。直近11月~12月期は申請数約740ほどに対して訳690ほど交付決定が出ており、初心者で申請ハードルが低い補助金と言えます。

・交付申請数は当該期間中に受け付けた交付申請の件数を指します。
・交付決定数は当該期間中に中小機構が交付決定を行った件数を指します。
 更新日:2026年1月13日

2026年3月19日以降(制度改定後)補助金額と賃上げ(任意要件)による補助額に引上げが大幅に拡充されました。

下記は制度改定後の補助事業減額です。従業員数「5名以下」の補助上限額が200万円→500万円、「従業員数6~20名」の補助上限額が500万円→750万円へ引き上げられました。

【参考】下記は制度改定前のものです。

中小企業省力化投資補助金 補助額の表

「カタログ型」では、事務局があらかじめ性能や価格を審査・認定した製品群(カタログ)から、自社に必要な製品を選んで申請します。多くの補助金のように、賃上げノルマがないのが大きな特徴です。

※2026年3月19日以降(制度改定後)

下記の事業者は本補助金へ応募不可なので、事前にご確認ください。

  • 過去に「ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金」の交付決定を受け、それから10カ月経過していない事業者
  • 過去3年間に2回以上「ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金」の交付決定を受けた事業者
  • 「事業再構築促進補助金」に採択された事業者であって、その補助対象である事業に用いるための機器を本事業で導入する事業者
  • 「観光地・観光産業における人材不足対策事業」により設備投資に対する補助金の交付決定を受けた事業者、あるいはその申請を行っている事業者

カタログに掲載された製品が補助対象です。

カタログには、例えば「自動倉庫」「検品・仕分システム」「清掃ロボット」など「製品カテゴリ」毎に登録された各種メーカーの汎用製品が記載されています。

中小企業等は、カタログの製品から自社の課題解決に最も適した設備を選択し、申請します。


中小企業などが導入できる設備のカタログは下リンクにて公開されており、随時更新されています。

https://shoryokuka.smrj.go.jp/assets/pdf/product_catalog.pdf

カタログはまだ未完で、今後、メーカー等からの申請によりカタログに掲載される具体的な製品が決定・公開される予定です。

💡省力化製品、製造事業者及び販売事業者の登録有効期間は、令和8年度末までなので、これから登録製品が増えていく予定です。

現状では、下記製品カテゴリが省力化設備として公開されています。


補助率は下記の通りです。

※補助額は従業員数ごとに異なります。

💡大幅な賃上げ要件を達成した場合、補助額が()内の額へ引き上げられます。

大幅な賃上げ要件とは、申請時と比較して補助事業期間終了時点で下記(a)(b)の両方を達成し、かつ申請時に(c)をしていることです。

補助事業期間終了時点:

  • (a)事業場内最低賃金を3.0%(物価安定の目標2%+1.0%)以上増加させる​
  • (b)給与支給総額を6%以上増加させる​

申請時:

  • (c)賃金引き上げ計画を従業員に表明していること

⚠ただし、万が一補助事業期間終了時点で(a)(b)を達成できない場合は、補助額が減額されます。

💡大幅な賃上げはいわゆる「加点」になると明記はありませんが、公募要項には審査時、大幅な賃上げの実施も含め「総合的に判断」すると記載されています。

下記公募要項からの抜粋です。


01. 販売事業者との「共同申請」が必須

この補助金は、補助事業者単独では申請できません。

必ずカタログに登録されている「販売事業者(商社など)」と連携し、共同で申請書を作成・提出する必要があります。まずは「どの製品を、どの販売事業者から導入するか」を決めることがスタートです。

下図はカタログ注文型全体の流れとなりますが、水色が中小企業の皆さんの該当箇所です。

※具体的な申請手順は後述

02. 労働生産性の向上

基本要件として、労働生産性の向上目標を達成する必要があります。

  • 補助事業終了後3年間で毎年、申請時と比較して労働生産性を年平均成長率(CAGR)3.0%以上向上させる
  • 採択を受けた場合はそれに取り組まなければならない

【参考】

中小企業省力化投資補助金 労働生産性

引用:公募要項

01. 即効性がある設備を導入できる

本補助金の最大のメリットは、汎用で省力化に即効性がある設備を、自社のニーズにあわせて導入できることです。

例えば、同様の支援があるものづくり補助金では、省力化設備を導入するには「オーダーメイドであること」、「1からシステムなどを設計すること」など導入のハードルが高くなっています。

中小企業等省力化補助金
カタログ型
ものづくり補助金
(省力化オーダーメイド枠)
導入設備汎用機

→選択しやすい
・汎用機なNG,オーダーメイド設備が必須
・システムは1から設計
→より高度・高額な設備導入が必須
要件・(必須)労働生産性の向上目標
・賃上げノルマなし
 ★賃上げ実施した場合は補助額増額
賃上げ要件あり
→給与支給額は最低年率3.5%向上
→事業場最低賃金の向上
サポート販売事業者からサポートを受けることが前提銀行や認定支援機関
計画書記入項目が人手不足・省力化に絞られている10ページ程度

一方、中小企業省力化投資補助金は、カタログの中から自社のニーズに合わせて製品を選択・導入でき、申請手続きも「販売事業社」がサポートしてくれるため、補助金がはじめての方でも検討しやすいです。

02. 賃上げノルマなし

本補助金の別型「省力化投資補助金(一般型)」では、基本要件として賃上げが必須要件ですが、本補助金は賃上げ要件がありません。

「賃上げ」は、採択後に補助率や補助上限額を引き上げるための任意要件となります。

経営ビューイングでは認定支援機関として豊富な実績とノウハウで、事業計画策定から申請手続き、採択後のアフターサポートまで一貫した支援を行なっています。

ご相談も受け付けておりますのでお問い合わせフォームよりお気軽にお問い合わせください


本補助金の対象は「人手不足の状況にある中小企業等」なので、自社が人手不足の状況にあることを具体的に説明する必要があります。

事業計画では、下記4つの説明方法のうち、1つ以上選択して人手不足の状況を説明します。

①限られた人手で業務を遂行するため、直近の従業員の平均残業時間が30時間を超えている
②整理解雇に依らない離職・退職によって従業員が前年度比で5%以上減少している。
 ※ただし、非正規雇用が主体の事業者については総労働時間を従業員数で代替することとする。
③採用活動を行い求人を掲載したものの、充足には至らなかった
 ★求人票・求人広告を提出すれば申請OK
④その他、省力化を推し進める必要に迫られている。
 ※ただし、④を選択した場合、採択結果の通知が大幅に遅れる可能性があります。

引用:公募要項

💡④のみで説明する場合は、具体性を持たせるため、より詳細な説明と省力化計画(省力化量計算書、機器配置予定図)が求められるので、①~③で説明できるよう準備しましょう。


ポイント①の人手不足の状況を、設備導入でどのように改善できるか具体的に説明する必要があります。

①導入製品の使用方法について
②製品の導入により期待される省力化の効果
③省力化により既存業務から抽出できると期待される時間・人員の使途
(④大幅な賃上げを行う場合は、従業員に表明し、その旨を計画の提出とともに申請)


全体のフロー

補助事業の全体のフロー(申請から事業実施報告まで)は下記の通りです。

中小企業省力化投資補助金 申請フロー

申請フロー

申請は下記の4つのステップで実施します。

(STEP1)(事前準備)gBizIDの取得
(STEP2)カタログから導入製品を選択
(STEP3)販売事業者を選定
(STEP4)電子申請システムを通じて販売店と共同で交付申請を行う

STEP4の電子申請システムによる手続きのフローは下図の通りです。

申請後のフロー


(STEP5)補助事業の実施
(STEP6)販売店のサポートを得て事業実績報告を行う
   ※交付決定日から原則12か月以内
(STEP7)補助金交付手続き
(STEP8)事業実施効果報告を行う(販売店からのアフターフォロー)
   →①省力化製品の稼働状況
   →②事業計画の達成状況
   ※補助事業終了後、毎年4月から6月末までの間に実施


本補助金では、労働生産性の向上が必須要件となっています。

補助事業実施後の事業実施効果報告(上記「中小企業等の申請フロー」の(7))において、①目標が未達の場合、補助金の返還、または収益納付が発生する場合があるので、ご注意ください。

また、②賃上げにより、補助上限額の引き上げが適用されたにも関わらず未達の場合や、③本事業の成果により収益が得られたと認められた場合も、同様の返還措置が発生します。

省力化の効果報告期間は5年間(5回)

補助事業終了後は、毎年度4月~6月までに効果報告を実施します。

この時に、基本要件の労働生産性、(賃上げ)を報告します。

なお、効果報告は5回(5年)ですが、3回目(3年目)までが事業計画期間となるので、労働生産性の向上など基本要件の目標達成が求められます

中小企業省力化投資補助金 効果報告期間 図


2024年6月25日(火) ~ 随時受付中です。

令和9年3月末頃までの間に補助事業の申請を受け付け、またカタログへの登録は、公募
受付期間終了の半年前程度まで随時行われます。※2026年6月時点


本補助金申請のためには、gBizIDの取得が必須です

ID交付まで2~3週間かかることがあるので、こちらの公式HPより早めの取得をおすすめしています。


本記事では「中小企業省力化投資補助金」についてお伝えしました。

本補助金のポイントは下記のとおりです。

  • 人手不足に悩む中小企業が対象
  • カタログに掲載された製品が補助対象
  • 補助率は1/2以下
  • 大幅な賃上げ要件を達成した場合補助額引き上げ(※ただし賃上げ要件は必須ではない)
  • 必須要件は補助事業実施後3年間、労働生産性を年平均成長率3.0%以上向上
  • 導入を支援する「販売事業者」が申請・手続をサポート

カタログが自社のニーズにマッチした製品を選択でき、サポートも得られるため、補助金がはじめての方でも申請しやすい補助金です。

人手不足でお困りの事業者の皆様にはぜひご活用いただきたい補助金です。

経営ビューイングでは認定支援機関として豊富な実績とノウハウで、事業計画策定から申請手続き、採択後のアフターサポートまで一貫した支援を行なっています。

ご相談も受け付けておりますのでお問い合わせフォームよりお気軽にお問い合わせください

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