2024年6月25日から、中小企業省力化投資補助金の第1回公募が開始されます。
本記事では、公募開始に向けて申請のポイントやスケジュールを解説します。
経営ビューイングでは認定支援機関として豊富な実績とノウハウで、事業計画策定から申請手続き、採択後のアフターサポートまで一貫した支援を行なっています。
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中小企業省力化投資補助金の公式ホームページには下記のように記載されています。
IoTやロボットなどの付加価値額向上や生産性向上に効果的な汎用製品を「製品カタログ」から選択・導入することで、
中小企業等の付加価値や生産性の向上、さらには賃上げにつなげることを目的とした補助金です。
目的はものづくり補助金と似た印象の今回の省力化投資補助金ですが、
「製品カタログ」から導入する製品を選ぶポイントが大きく異なっています。
上記の表のように、導入できる製品は限られますが、ものづくり補助金に比べて申請が難しくないため、
汎用製品の導入をご検討中の企業様にぜひおすすめしたい補助金となっています。
公式ホームページには、補助対象者と補助金額について下表のように記載されています。
補助率は一律で1/2、従業員数によって補助上限額が決定され、賃上げ要件を満たすことで上限が1.5倍に増額されます。
中小企業省力化投資補助金は、「製品カタログ」から汎用製品を選択し導入する事業に補助が実施されます。
製品のカテゴリは以下の通りです。(更新日:2024年6月3日)
出典:製品カタログ
製品カテゴリ及び登録製品は更新される可能性があるため、随時チェックをおすすめしております。
また、カタログとは別に労働生産性の向上目標が設定されています。
3年間、毎年労働生産性を3%以上向上させる計画を策定し、採択後はその計画に取り組む必要があります。
【参考】労働生産性の計算方法
(付加価値額)=(営業利益)+(人件費)+(減価償却費)
(労働生産性)=(付加価値額)÷(従業員数)
(労働生産性の年率平均成長率)=
[{(効果報告時の労働生産性)÷(交付申請時の労働生産性)}^(効果報告回数※)-1-1]×100%
※当該報告を含める。つまり、過去に効果報告を行った回数に1を加えた値となる。
出典:公式ホームページ
公式ホームページでは、第1回の公募スケジュールは下表のように記載されています。
申請締切が受付開始から3週間ほどしかないため、お早めのご準備をおすすめしております。
公募要領には、審査のポイントが下記のように記載されています。
つまり、
・補助金を使って省力化することで、労働生産性が向上するかどうか
・省力化によって、付加価値の向上が期待できるかどうか
・賃上げに意欲的かどうか
の3点が大きな審査のポイントとなってきそうです。
本記事では、6月25日から公募が開始される、「中小企業省力化投資補助金」について解説してきました。
ポイントは下記の3点です。
・カタログから汎用製品を導入する事業が対象となる
・賃上げ要件は無いが、労働生産性の向上目標がある
・労働生産性・付加価値の向上や賃上げへの意欲が審査ポイント
対象となる製品が定められてはいるものの、他の補助金より比較的難しくない補助金となっており、
導入予定の機器がカタログに含まれている企業様にはぜひご活用いただきたい内容です。
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