
東京都内の中小企業が、自社製品の競争力を高めるために活用できる助成制度として「製品改良/規格適合・認証取得支援事業」があります。
この助成事業は、東京都中小企業振興公社が実施しており、
などにかかる費用の一部を支援する制度です。
助成限度額は 最大500万円。
特に
を検討している企業にとって、非常に活用しやすい制度となっています。
※本事業の直近の公募は令和7年10月に実施されました。
東京都中小企業振興公社の助成事業は、例年継続的に実施されるケースが多いため、次回公募に向けて早めに準備を進めておくことが重要です。
製品改良や規格適合、認証取得を予定している事業者の方は、ぜひ本制度の活用をご検討ください。
本記事では、制度の概要と3つの申請区分と過去の申請プロジェクト例について解説します。
経営ビューイングでは認定支援機関として豊富な実績とノウハウで、事業計画策定から申請手続き、採択後のアフターサポートまで一貫した支援を行なっています。
ご相談も受け付けておりますのでお問い合わせフォームよりお気軽にお問い合わせください。
目次
下記が本事業の概要となります。
申請区分が3種類あり、「製品改良プロジェクト」の有無と「企画適合、認証プロジェクト」の有無の組み合わせによって区分が構成されています。
| 助成限度額 | 最大500万円(下限50万円) |
| 助成率 | 1/2以内 |
| 助成対象事業3区分 | ①製品改良プロジェクト ②規格適合、認証取得プロジェクト ③ ①+② |
本事業は、改良前と改良後の間の「市場ニーズを把握」するフェーズおよび、品質改良のための認証などの取得を支援する事業となります。

それでは、本事業と各申請区分の内容を詳しく見ていきましょう。
「製品改良/規格適合・認証取得支援事業」は、東京都内の中小企業等が対象となる助成制度です。
申請するためには、主に次の要件を満たす必要があります。
申請できる主な事業者は以下です。
※創業予定者の場合でも、東京都内での創業を具体的に計画している場合は申請可能です。
助成対象となるのは、
などを 市場ニーズに適合させるための改良や認証取得です。
具体的には次のような内容が対象になります。
助成事業は
申請企業の本社・事業所・工場等で実施すること
が原則となります。
なお、事業実施場所については
でも実施可能な場合があります。
ただし、検査時には
などを確認できる必要があります。
それでは、各申請区分の詳細を確認していきましょう。
「製品改良プロジェクト」は、既存製品の性能や品質を、市場ニーズに合わせるため向上させる取り組みを対象とした区分です。
対象製品等は原則1種類ですが、シリーズ化している製品等はシリーズ全体で1種類とみなされます。
例えば次のような取り組みが対象になります。
特に、
などでは、既存製品の改良によって競争力を高めるケースが多く、
本助成金を活用しやすい分野です。
本事業ではプロジェクトの最終目標を設定しますが、それらはすべて助成対象期間内に達成可能である必要があります。
助成対象期間は1年9カ月以内で、令和7年度公募の場合は令和8年3月1日~令和9年11月30日までの間でした。
製造業の方の課題と合致しやすく、活用しやすい内容となっています。
こちらは、国内外の規格への適合や認証取得を目的とするプロジェクトが対象となります。
対象となる例としては、
などがあります。
また、上記製品等に対する規格適合・認証取得に限らず、組織的なマネジメントシステム認証(ISO9001、ISO27001 等)も対象となりますが、製品とマネジメントシステム両方の認証取得はできませんので、注意が必要です。
特に以下のような企業にとって重要な制度です。
製品によっては、認証取得が販路拡大の前提条件になることも多く、
こうした費用を助成でカバーできるのは大きなメリットです。
【注意点①】
本事業ではプロジェクトの最終目標を設定しますが、それらはすべて助成対象期間内に達成可能である必要があります。
助成対象期間は1年9カ月以内で、令和7年度公募の場合は令和8年3月1日~令和9年11月30日までの間でした。
【注意点②】
製品等に対する規格適合・認証取得と組織的なマネジメントシステム認証の両方を申請することはできませんので、どちらか一方を選択する必要があります。
本事業では、
製品改良と認証取得を同時に行うプロジェクト
も対象となっています。
例えば、
など、実務では両方がセットになるケースが多くあります。
この区分では、前述の区分②の対象経費に加え、製品改良のための「製品改良費」が追加経費として計上できます。
「改良+認証取得」まで一体で申請できる点が、この制度の特徴です。
この制度は次のような企業に向いています。
特に中小企業では、
製品改良は行いたいが、試験費や認証費が負担になるケースが多くあります。
この助成金は、そうした企業にとって非常に活用しやすい制度です。
本助成金では、単なる設備導入ではなく、「製品改良の目的と成果」が明確であることが重要になります。
そして、助成対象期間内に到達すべき目標を具体的に記入し、期間内に達成しなければなりません。
また、申請書に記載された達成目標は助成事業完了まで一切変更することができないので注意が必要です。
審査では主に次の点が見られます。
そのため、
などを整理した事業計画が重要になります。
下記はそれぞれの区分の「達成目標」の例です。
助成事業完了時に備わっている「機能目標」と「性能(数値)目標」を具体的にご記入することが必須です。

助成事業完了時に適合・取得している規格・認証を具体的にご記入します。
認証機関等に申請するだけではなく、必ず適合・取得までを目標として明記することが必須です。

「製品改良/規格適合・認証取得支援事業」は、既存製品の改良や認証取得を支援する制度ですが、すべての申請が採択されるわけではありません。
審査では、単なる設備導入や開発費の補填ではなく、製品の競争力向上につながる具体的な事業計画であるかが重視されます。
特に採択されやすい企業には、いくつか共通した特徴があります。
まず重要なのは、なぜ製品改良が必要なのかが明確であることです。
例えば
など、市場ニーズに基づいた改良理由が整理されている企業は評価されやすい傾向があります。
助成事業では、単に「性能を上げたい」というだけではなく、
などを具体的に説明する必要があります。
例えば製造業の場合、
など、技術的な改善ポイントが明確な事業計画は評価されやすくなります。
東京都の助成金では、事業化の可能性も重要な評価ポイントです。
そのため、
などを整理しておくことが重要になります。
例えば
といった内容があると、事業の実現性が評価されやすくなります。
規格適合や認証取得の場合は、
認証取得が事業にどのような効果をもたらすのか
が重要になります。
例えば
など、取得目的が明確な企業は採択されやすい傾向があります。
本事業の直近の公募は令和7年10月に実施されました。
東京都中小企業振興公社の助成事業は、例年継続的に実施されるケースが多いため、次回公募に向けて早めに準備を進めておくことが重要です。

当社では、
などの申請支援を行っています。
特に
などの企業様からのご相談が多く、
製品改良や技術開発に関する事業計画の整理から申請書作成までサポートしています。
「自社の計画で申請できるのか知りたい」
「次回公募に向けて準備を進めたい」
という場合は、お問い合わせフォームよりお気軽にご相談ください。
「製品改良/規格適合・認証取得支援事業」は、東京都内の中小企業が自社製品の競争力を高めるために活用できる助成制度です。

既存製品の性能向上や機能追加、国内外の規格への適合、認証取得など、製品の価値を高める取り組みに対して、最大500万円(助成率1/2以内)の支援を受けることができます。
特に製造業や建設関連企業、樹脂加工・木工加工業などでは、製品改良や規格対応が新たな受注や販路拡大につながるケースも多く、本制度を活用することで開発投資の負担を抑えながら製品競争力を強化することが可能です。
一方で、本助成金では
などが審査のポイントとなるため、事業計画の整理や申請書の作成が採択結果に大きく影響します。
経営ビューイングでは認定支援機関として豊富な実績とノウハウで、事業計画策定から申請手続き、採択後のアフターサポートまで一貫した支援を行なっています。
ご相談も受け付けておりますのでお問い合わせフォームよりお気軽にお問い合わせください。